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正面突破 どうする人口減少

今下田市では市民に対してパブリックコメントを求めています。「市庁舎建設について。」 です。いろんな意見がある事は大いに宜しい事で 議論を尽くす事は大切であろうと思いますが、ここにきて急速に変わる環境、言い換えますと簡単に「光ケーブルが来ないので伊豆の南は情報インフラ整備が遅れて人が来ない、仕事がない。」といっていた自体が変わってきている。「光ケーブルが来ていなくても、有線と基幹線有線であとは無線、あげくはスマートフォン情報がテレビで見れる。」このような環境の変化を実感させてくれたのは7月にニュージーランド(ADSLの国でひかりナシ)に行きカーナビの使えない車で1,000kmの道のりをグーグルマップ(Ipad+グローバルWiFiルーター)で間違えず行ってきた実績によります。

情報インフラの進化でいえば静岡県の情報統計局は分析しています。 いまからおよそ10年後、2025年には人口が賀茂全域で57,920人、下田市20,000人、南伊豆7,570人、東伊豆11,090人、河津6,530人、松崎5,950人、西伊豆6,780人想定。 あげく、たとえば下田市2040年15,100人 賀茂全域で43,350人。  本当に市庁舎の新規建設が必要だろうか? その前に なにを どうするか こっちの議論が大切ではなかろうか?といった見方もあるのではと思いますね。小生が赴任した平成19年つまり7年前に比べると下田南伊豆でおよそ3000人が減少、絶対数としては大事件。

私達の業界でもジャパネットたかださんのように通信販売会社が放送局まで作っています。 ウエザーニューズのようにお天気だけで放送通信会社をやっているところもあります。  この地域で放送屋 なにするの?がそんな時期に問われています、これから一つ一つ問題解決をしていかなくてはなりません。たとえば賀茂地域全体ではたくさんの数の定点カメラがあります、各行政官庁・民間企業合わせれば大変な数です、しかし各社縦割りで皆まとめて見易い仕組みはありません、昨今のように局地的に災害が発生する場合、広域掌握と併せて局地掌握も必要です。情報を集約して見易いテレビ作りが求められています(3.11以降津波想定風評被害を被った当地で有りますが背中には山を抱え、このところの時間雨量100ミリを超える報道が全国各地でひんぱんに行われ、先の広島市の集中豪雨を見るにつけ事前事後お互いに知り合う事が大切だ、痛感しています。)

実際には公表しているところは勝手に見ろ、公表していないところは自社都合のみ、ここに寄り合い、話し合いが進んでいくとコンパクトシティ 小さいながらも楽しく住みよい街づくりができるような気がします。市だから下田市だけは商工会議所、他5町は町だから商工会、そもそも市と町では組織形態、所属が違うんです。 なんだいそりゃー?

そうはいいながらも当業界の例、見易いテレビはデジタル化に伴い、リモコンボタンの数が増えて不便極まりない状態ですし、便利なスマートフォンもビジネス利用が進んでも生活者目線での利用のしやすさには程遠い感じがします。 紙面で私がテレビとパソコンと 携帯電話(スマホ)が一緒になった、テレビの価値 箱だけ? と言ってもにわかに信じがたい事でもありますが。9月より撮影・編集・送り出し、一連の放送関連人員も増員の目途が立ちました。これから関係メーカーと打ち合わせて便利な放送屋に脱皮できるか挑戦します。どうぞよろしくお願いします。

平成26年9月1日 社長 渡辺良平