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放送通信の激変・進化とついていけるか?心配の日々

2015.05.14日本アンテナエリア放送資料いままでアナログ時代に送っていた電波の帯域が空きました、これはホワイトスペースと呼ばれています。 この空いた帯域を使って「エリア放送」という仕組みが開発されました。エリアワンセグ放送ともワンセグ型エリア放送とも言われます。微弱電波なので半径数メートルから数百メートル程度の限定されたエリアで視聴可能な映像(動画・静止画)、データ放送などの情報配信仕組みです。全国では累計1億2千万台出荷されているワンセグ携帯端末で受信が出来てインターネットサイトへも接続が出来るものです。今年の3月まで技術基準の策定などの環境整備が行われておりましたが、いよいよ本格的な実用化を迎えています。

片方では昨年末より試験電波送信を行っておりました「東京スカイツリー」が本送信を開始します。目まぐるしく進化する(私には変化すると見える)電波送信は眼に見えないものだけに厄介なのですが、マイナンバーが検討されている理由もわかります。データ管理などはパソコンでの処理能力が「早くて沢山」これにより前回の東日本大震災で住民データが流出して無くなり、皆目見当がつかなくなってしまった自治体が有った等と言うことは昔話になります。

私ども業界の例を持ち出しますとNABという米国ラスベガスで毎年行われている情報通信機器展ではブラックマジック社が3,999ドル(約40万円)の4K(高精細映像)カメラを展示、同社はパソコンメモリーが主流でカメラメーカーではありません。どこがどういう垣根になっているのかも判らない時代、そうなんです片方では数百万の業務用カメラから10万円を切るカメラまで、デジタル時代の進化は恐怖でもあります。CDが出てレコード針が不要になった!なんて恐怖の変革があったのはつい先頃ですもの。

この地に合った仕組みはどうなのか、費用と効果はどうなのか、先々の進化と変化はどうなのか、常に求められていると言うより突きつけられています。

落ち着いて防災に目をやりますと先日、ご説明に上がった折、「安全・安心なんか有るかお前が出来る訳が無い」とえらいお叱りを戴きました。

その通りです、しかし如何に微力であるかを知って、方法を論じて、実行して、いつ来るか判らない自然災害とお付き合いの出来る毎日が送れる環境作り、大仰な見出しに振り回されない学ぶ資料提供こそ本業と思い、そうです微力を傾けます。よろしくご指導のほどお願い申し上げます。

平成25年6月1日         代表取締役 渡辺良平