とうとう五か月続きの南伊豆分校課題になりました

春の訪れとともに新たな年度が始まりました。南伊豆分校の在り方をめぐる議論も昨年末から続き、気づけば五か月目に入っています。

この間、地域の皆様をはじめ多くの方々のご理解とご協力により、存続を願う声は着実に広がってまいりました。三月九日には地元関係者が県教育委員会を訪れ直接協議の場を持ち、さらに三月十六日には県議会へ正式に陳情書を提出するなど、具体的な行動へと進んでいます。

また本年度の入学状況においても、募集定員四十名に対し着実に生徒数が集まりつつあり、地域の関心と期待が形となって現れていることを実感しております。こうした動きは単なる数字ではなく、分校の役割が地域に必要とされている証の一つではないでしょうか。今後の議論においても、この現実を踏まえた丁寧な検討が求められると感じております。

一方で県の方針は現時点で大きな変化はなく、背景には少子化に伴う学校再編と財政負担の見直しという現実的課題があることも事実です。しかしながら当地には私立高校がなく、県立高校が地域の教育を支える唯一の基盤であります。単なる数の整理ではなく、どのような人材を地域に残し育てていくのかという視点がこれから一層重要になると感じております。

特に南伊豆分校が担ってきた農業を中心とした産業教育は、この地域の実情に即した学びであり将来の担い手育成に直結するものです。小規模であってもその価値は決して小さくはありません。今私たちに求められているのは存続か廃校かという二者択一ではなく、地域に必要な教育の形をどう再構築するかという視点ではないでしょうか。

この問題は一校の問題にとどまらず賀茂地域全体の未来を考える機会でもあります。引き続き皆様と共に考え声を重ねてまいりたいと思います。なお小林テレビでは有線放送に加え、インターネットの活用によりスマートフォンやパソコン、テレビ接続機器を通じて誰でもいつでもどこでも番組をご覧いただけます。ぜひご視聴いただき地域のこれからを共に見つめていただければ幸いです。

4月1日 渡辺良平