今年で4回目となる「アオハル」 草薙の静銀研修センターに南は下田高校、西は浜松商業まで
23チーム80人が参加、三カ月間にわたり、起業コースと動画コースに分かれてサポーターと協賛事業所のアドバイスを受けながら「試行錯誤」 部活・受験準備と忙しい生徒達はリモートの技術をしっかりこなして甲乙つけがたい「本番発表」がなされました。
コロナウイルスが残してくれた財産の一つ「リモート」は、時と場所を選ばず交流を可能にした。
それを見事に駆使して本番11日発表はプロ顔負け、驚きと感動の連続でした。
起業コース・グランプリは稲取高校が「雛のつるし飾りに供える干菓子。」特産品は数々あるが
日持ちがしてお土産にもできるもの干菓子は東伊豆町のヒガシとかけて・・・、過疎地域ゆえ100年続いた高校存続危機ですが1,000年続ける目標と締めました。もう一つのグランプリ静岡高校は
年間5,400万トンもの規格外野菜(市場に出ないもの)をピザの具として市場に出す、メニューを
作り料理教室を開き、世界を変える・・・と。
下田高校は下田のお米でパン作り、日本は稲作文化の歴史あり、お米を食べようと多種の試作、自分たちで6回も商品製作を行って、評価を戴きましたが惜しくもファイナル届かずでした。
変わりどころでは静岡雙葉の校舎屋上で蜂を飼っています、蜜蜂を絶滅させないプロジェクト、若
い人を和菓子ファンにしよう。静岡聖光学院中学生は清水のワサビ田の台風被害を聞き現地訪問
から、はごろもフーズとシ-チキン・ワサビのコラボなどなど。動画コースでは富士・富士見高校がグランプリ、地元の名産品のかずかずを、スマホを使ってSNS投稿して貰う、巡るのは自転車、それを映像に仕上げて見事な出来栄えに放送関係審査員はびっくり仰天でした。この部門では松崎高校がファイナル進出、空き家が増えている町中に不用品をリヤカーで集めて(無料で譲り受けて)店舗を作り、継続的に活性化に努めるので後も見てくれ・・・と。
「AI」&「リモート」をしっかり身に着けている学生たちからはコロナによる閉塞感は全くありません。
日常、スポーツにも学業にも成長進化著しい姿に触れて、一層 「邪魔をしない大人で居たい」を
痛感しました。
2023年12月1日 渡辺良平