春三月 4か月続きの南伊豆分校を取り巻くコラムで恐縮です

分校存続を求める署名は、南伊豆町人口7,000余名に対し8,500名を超えたとうかがいました。町内だけでなく、下田市や近隣市町、さらに首都圏に住む卒業生や関係者からも賛同が寄せられ、分校が「地域の未来そのもの」として受け止められていることを強く感じます。

三月初旬には、同窓会長・後援会長・町議や有志の皆さんが署名簿をもとに県教育委員会の担当部局と、今後についての意見交換が予定されています。

2月19日の加畑県議との対談では、学校を取り巻く県全体の状況や財政の考え方についても お話がありました。その中で印象的だったのは、高市内閣の行動力に期待しての「緊縮財政から強い経済」に舵が切られて 「計画をしっかり示せば、十分に前向きな提案として受け取ってもらえる局面に来ている」という  言葉でした。南伊豆分校は“守るだけ”ではなく、“新しいかたちに育てていく”段階に入っているということだと思います。さらに心強いことに、都会から山村留学に力を注ぐ他県議の方とも連携して、分校を拠点にした留学プランづくりを県議が進めてくれてます。合わせ町では「田舎留学プロジェクト」が大勢の大学生たちによって継続を始めています。また、地域では伊豆縦貫道工事の残土を活用した畑造成が進み、耕作放棄地が新たなレモン畑として生まれ変わろうとしています。地元の経験豊かな高齢の皆さんを一次産業の指導役に、民宿・ペンションの活用、田舎留学や二拠点居住など──点が線につながり、地域の未来が少しずつ形として現れ始めている感じを受けます。

大切なのは、「できることから、みんなで少しずつ動いていく」ことだと思います。急に大きな変化を求めるのではなく、温かい気持ちと地域への思いを重ねながら、一歩ずつ前へ進むこと。その積み重ねが、分校の未来と地域の力につながっていきます。

小林テレビでは、有線放送に加え、スマホやインターネット、テレビ接続機器によって、どなたでも簡単に地域番組をご覧いただける環境づくりを進めている途中です。県議対談や町長対談など、地域の今をお伝えする番組も、より見やすい形でお届けしてまいります。

あたたかい春とともに、地域の未来が少しずつ動き出す三月になりますように。

三月一日 渡辺良平